水田の節足動物相と個体群動態の解析(83)

課題名 水田の節足動物相と個体群動態の解析(83)
課題番号 73
研究機関名 農業研究センター
研究分担 病害虫防除・虫害研
(九州大)
研究期間 完7~11
年度 2000
摘要 水田における有害小動物の発生予測法の改善と益虫の保護利用法の確立を行うため、節足動物相と個体群動態の調査解析を行う。7~9年度は、発生量が年次により変動するイチモンジセセリ成虫を予察するための研究を行った。10~11年度は卵寄生蜂捕獲器を作製した。これは高さ60cmの不透明塩ビ円筒を本体とし、その壁面上部の開口部に透明容器(PE製100ml)を1個取り付けたもので、走光性を利用して昆虫類を透明容器に集めることができる。使用時にはイネ株にかぶせ、1日後に回収容器中の虫種と数を調査し、調査後に捕獲器は未調査の株に移動した。6~9月に水田に設置して捕獲調査したところ、30種以上の昆虫が捕獲可能であった。さらに見取り、すくい取り調査との比較を行い、イネ栽培期間を通じて卵寄生蜂類、ツマグロヨコバイ幼虫等の発生消長調査が可能であるとの結論を得た。
カテゴリ 病害虫 害虫 管理技術 水田 低コスト

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