イネ科多年生雑草の水田への侵入・定着条件の解明(99)

課題名 イネ科多年生雑草の水田への侵入・定着条件の解明(99)
課題番号 89
研究機関名 農業研究センター
研究分担 耕地利用・水田雑草研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 近年、「ヤベヅル」の地方名で呼ばれて問題になっている水田のイネ科多年生雑草について、その実態と簡易な識別法の策定を目的に調べた。「ヤベヅル」とされている雑草には、来から知られたキシュウスズメノヒエ(チクゴスズメノヒエを含む)とエゾノサヤヌカグサに加えて、アシカキ、サヤヌカグサ、ハイコヌカグサ、ウキガヤ、ムツオレグサ、ギョウギシバ、チゴザサおよびドジョウツナギがあることを明らかにし、葉の形質による検索表を作成した。これを視覚的に整理して「草調べシート」を作成し、全国に普及した。新除草剤シハロホップブチルはキシュウスズメノヒエに効果を示すが、アシカキやサヤヌカグサには効果を示さないことを認めた。これらの切断稈は湛水条件下で代かき後に土中の埋没されると萌芽できないが、土壌表面に置床または挿入した場合には萌芽し、その程度には種間差が認められた。成果と残された問題点は、プロジェクト「雑草防除」の新規課題として総合的制御手法の確立を目的として発展させる。
カテゴリ 病害虫 管理技術 雑草 除草剤 水田 低コスト ひえ

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