課題名 |
雑草競合力の優れた水稲品種による雑草制御技術(101) |
課題番号 |
92 |
研究機関名 |
農業研究センター
|
研究分担 |
耕地利用・水田雑草研
|
研究期間 |
完7~11 |
年度 |
2000 |
摘要 |
水稲の、茎葉の遮光などの機能により水田一年生雑草コナギを抑制する機構を解明する目的で実施した。日印品種を含む、草型を異にする水稲を移植して多様な群落内光条件を設定した結果、地上20cm以下での光量子量で水稲品種間差が顕著となった。この位置での移植22日後から63日後までの平均相対光量子量と水稲群落内のコナギの乾物重との間に有意な一次回帰式が得られ、この測定期間を移植29日後から35日後までに短縮しても回帰式は有意であった。このことから、平均相対光量子量の測定期間の短縮が可能と判断した。遮光条件下での光量子量とコナギの乾物重の関係、および、移植64日後のコナギの乾物重と稲の穂数の関係を求め、両者から稲の穂数減を回避するために必要な水稲群落内の光条件を算定した。本成果は、飼料用稲など除草剤を使用しない水田において雑草の生態的防除を行う場合の基礎資料として活用する。
|
カテゴリ |
病害虫
管理技術
雑草
除草剤
飼料用作物
水田
水稲
低コスト
光条件
品種
防除
|