課題名 | ダイズ黒根腐病抵抗性遺伝資源の探索と利用技術の確立 |
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課題番号 | 168 |
研究機関名 |
農業研究センター |
研究分担 |
病害虫防除・畑病害研 |
研究期間 | 継11~15 |
年度 | 2000 |
摘要 | 近縁野生種(ツルマメ)の黒根腐病抵抗性検定を行った結果、11年の観音台圃場では、全体として発生程度は中程度であった。供試したツルマメ24系統では抵抗性程度に顕著な系統間差が認められた(発病度0~40.6)。とくに系統00040356は、過去3年間の検定で全く発病が認められず、抵抗性遺伝資源として極めて有望と考えられた。なお、本系統は黒根腐病抵抗性遺伝子分析の抵抗性交配系統として10年度供試した(豆類育種研との共同研究)。また、根粒着生・非着生ダイズ系統の黒根腐病抵抗性検定を行った結果、11年の谷和原圃場では、全体的に多発生となり,発病度に系統間差が認められた。同一品種で根粒着生の有無による差を比較できるものは2品種(Harosoy、Clark)あるが,いずれも非着生系統のほうが発病が少なかった。Harosoyでは、10年の結果と同様であったが、Clarkでは10年は系統間差異はあまりなかったが、11年は非着生系統が少発生であった。着生4系統の発病度の平均は33.0、非着生4系統の平均は31.7で,非着生系統の方が発病がやや少なく、このことも10年と同傾向であるがなお検討が必要である。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 遺伝資源 害虫 管理技術 黒根腐病 大豆 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性検定 品種 防除 |