| 課題名 |
顆粒病ウイルスの感染力増強遺伝子の利用(182) |
| 課題番号 |
172 |
| 研究機関名 |
農業研究センター
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| 研究分担 |
病害虫防除・虫害研
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| 研究期間 |
完5~7~(11) |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
昆虫の病原性ウイルスである核多角体病ウイルス(NPV)と顆粒病ウイルス(GV)は、安全性の高い防除素材であり、実用化に向けて防除効果の向上が望まれている。本課題では、GVで発見されたNPVの感染力を増強する効果を持つタンパク質(VEF)ならびにVEF遺伝子を利用して防除効果の高いウイルス殺虫剤を開発することを目的に、VEFの特性解明と遺伝子発現によるVEFのin vitro生産技術の開発を行った。前期では、VEF検出用のマウス坑VEF抗体を作成し、VEFに特異的に反応するポリクローナル抗体とモノクローナル抗体を得た。また、VEF遺伝子領域の塩基配列解析を行い、カイコNPV遺伝子発現系によるVEFのin vitro生産を試み、上記抗体に反応するタンパク質を得たが発現量は非常に少なかった。後期では、別種NPV(AcNPV)遺伝子発現系を用いてVEF発現量を前期に比べ大幅に増加させ、さらに細胞からの抽出法を改良した。また、VEFの昆虫培養細胞凝集作用や、SDS処理による分解等の特性を明らかにした。昆虫培養細胞を使ったVEFのin vitro生産は実験レベルでは可能になったが、VEFをウイルス殺虫剤の添加剤として実用化するためには低コスト大量生産技術を開発する必要がある。今後、VEF遺伝子を導入した組換えウイルスの害虫に対する感染性、安全性等についても検討する必要がある。
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| カテゴリ |
病害虫
カイコ
害虫
管理技術
低コスト
防除
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