記憶学習能向上作用を有する食品成分の複合効果の解明(35)

課題名 記憶学習能向上作用を有する食品成分の複合効果の解明(35)
課題番号 36
研究機関名 食品総合研究所
研究分担 食品機能・機能生理研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 脳機能と食品成分との関係については、ドコサヘキサエン酸(DHA)やホスファチジルコリン(PC)を多めに摂取すると、記憶学習能の維持向上効果が認められることが報告されている。そこで、本研究では、9年度に、行動分析装置を応用し、袋小路が5つ以上ある迷路による記憶学習能評価法を確立した。10年度は、DHA2%、PC5%、DHA1%+PC2.5%(それぞれ単独の半分量)を別々に添加した飼料を作製し、若齢マウスで4ヶ月間の飼育を行った後、上記評価法により検討した結果、DHA食及びPC食に記憶学習能を含めた脳機能の向上効果があることがわかった。しかし、若齢マウスでは、DHA+PC食に脳機能の向上効果が認められなかった。そこで、11年度は、老齢マウスを用いて10年度と同様な実験を行ったところ、DHA食、PC食及びDHA+PC食で記憶学習能を含めた脳機能の向上作用があることがわかった。さらに、特別養護老人ホームの内科医及び開業の眼科医と協力して、老人(ボランティア)がDHAを摂取することにより、老人の知能と視力が向上する可能性があることを確認した。また、糖脂質の消化吸収については、ほとんど分解されることなく小腸に達し、吸収可能なことをin vitro 試験により明らかにした。
カテゴリ 評価法

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