課題名 |
食品成分特性に関与する子実成熟機構の解明(102) |
課題番号 |
106 |
研究機関名 |
食品総合研究所
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研究分担 |
素材利用・穀類利用研
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研究期間 |
完7~11 |
年度 |
2000 |
摘要 |
青大豆や黒豆の色大豆では、糖類やカロテノイドなどの成分に特徴があることが知られている。そこで、大豆50品種の可溶性タンパク質を分析したところ、青大豆の半数と丹波黒の20品種の酸可溶性画分で、26kDa付近のポリペプチドが欠失していた。このタンパク質(AS26k)を大豆粉末(品種:納豆小粒)から、各種クロマトグラフィーを用いて精製し、V8プロテアーゼおよびCNBr分解フラグメントのアミノ酸配列、アミノ酸組成、耐熱性等の性質を解析した。その結果、AS26kはグループ■LEA蛋白質と呼ばれる種子登熟後期に蓄積されるストレス誘導蛋白質であることが明らかになった。AS26kを欠失する品種では、27kDa付近に相同なタンパク質が見出された。この高分子量LEAタンパク質は、部分アミノ酸配列から、AS26kと同様MAT9と呼ばれる遺伝子の産物であるが、グリシンリッチ領域にAS26kとの相違があることを示唆された。
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カテゴリ |
加工
大豆
品種
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