| 課題名 | 作用機序志向型の抗う触性糖質の分子設計に関する研究(237) |
|---|---|
| 課題番号 | 261 |
| 研究機関名 |
食品総合研究所 |
| 研究分担 |
理化学・炭水化物研 理化学・(部長) |
| 研究期間 | 完9~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | サイクロデキストランは、砂糖の存在下でも有効に虫歯を予防するという優れた抗う蝕性が注目されている。ラットを用いてサイクロデキストランの有効性を試験したところ、緑茶やウーロン茶中のポリフェノールより低濃度で砂糖の投与下でのう蝕の発生を低下させた。サイクロデキストランをう蝕予防剤として実用化するための生産コストの引き下げを目的としてサイクロデキストラン合成酵素の改変を行った。本酵素を部位特異的変異法または、ランダム変異の導入と進化工学的手法により改変したところ、反応初速度が上昇した変異酵素が9種類得られ、強いもので野生型の4~5倍の上昇があった。これらの変異酵素はデキストランからサイクロデキストランへの最大転換効率は約30%と、野生型とほぼ等しかったが、野生型の半分以下の時間で転換反応を完了させることができた。そのほか、サイクロデキストラン生産の際、カルシウムを添加すると耐熱性が10℃上昇することも見いだした。さらに、サイクロデキストラン生産に伴って生成する副産物の分解を行う酵素遺伝子のクローニングと発現にも成功した。このように、実用化に有効な結果を得ることができたが、さらに耐熱性を10℃程度上昇させること、デキストランからサイクロデキストランへの最大転換効率を上昇させることがコスト低下には重要となると考えられる。 |
| カテゴリ | コスト 茶 |