家畜排泄物の敷料等再利用技術の開発(185)

課題名 家畜排泄物の敷料等再利用技術の開発(185)
課題番号 156
研究機関名 草地試験場
研究分担 放牧利用・衛生管理研
放牧利用・施設工学研
生態・土微研
環境・作物栄養研
(筑波大学)
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 家畜排泄物をフリーストール牛舎の敷料として再利用する技術を開発するため、堆肥の効率的乾燥技術や敷料利用時の塩類濃度、細菌・寄生虫数等の変動を2件の牛舎で調べた。その結果、畜舎から排出される糞尿は水分を約70%に調整し、撹拌・通気することで50℃以上の高温発酵が起こり、ほとんどの大腸菌は失活した。発酵した堆肥は自然の風やファンによる送風、機械撹拌及び半透明プラスッチック屋根材や壁材による太陽熱の有効利用で水分30%以下にまで乾燥できた。堆肥だけの循環では塩類濃度は上昇したが、木質系水分調整材を毎日成牛100頭あたり2.2立方メートル添加することで電気伝導度は推奨値とされる5ミリジーメンス以下で推移した。悪性乳房炎の原因菌のひとつであるクレブシエラ属細菌は戻し堆肥の敷料利用ではオガクズの場合と比べてベッド敷料中の菌数が少ない状態で推移した。これらのことから発酵堆肥はフリーストール牛舎の敷料として十分利用できることが明らかになった。
カテゴリ 乾燥 管理技術 飼料作物

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