| 課題名 | ウマのサルモネラ感染症の分子遺伝学的診断法に関する基礎的研究(95) |
|---|---|
| 課題番号 | 100 |
| 研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
| 研究分担 |
飼料安全・ズノシス研 九州・臨床細菌研 (JRA総合研・栃木支所) |
| 研究期間 | 完9~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 本課題では血清学的手法による鑑別診断が困難なS.Abortusequi(SA)とS.TyphimuriumについてPCR法を用いた早期鑑別診断法の開発を試みた。9年度はSAの生物学的性状の解析およびリボソームRNA遺伝子に注目して両血清型の比較を実施したが、高い相同性を有していたことから有効な鑑別診断法は見いだせなかった。10年度は血清型間で比較的多様性があるとされる16S-23S Intergenic Spacer regionに注目してPCRリボタイピングを実施した結果、SAでは350bpの断片が特異的に増幅されることを見いだした。そこで11年度はPCR反応の各種条件を検討し、SAから350bpの遺伝子領域を特異的に増幅するPCR検出系を構築した。特異性試験の結果、本検出系ではSTを含む他の61血清型からの非特異的増幅はみられず、SAに高い特異性を示した。さらに検討した結果、その標的領域は10年度に見いだした95kbの血清型特異病原プラスミド上にあることが明らかになった。以上の成績から、本PCR検出系により所期の目的であるSTとの鑑別診断に加えて、SA自体の特異検出の可能性も示唆されたことから、野外での迅速診断による早期の防疫への活用が期待された。 |
| カテゴリ | 病害虫 馬 診断技術 防除 |