馬ロタウイルスの血清型の解析(102)

課題名 馬ロタウイルスの血清型の解析(102)
課題番号 105
研究機関名 家畜衛生試験場
研究分担 総合診断・環境衛生研
(JRA総合研究所)
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 VP7遺伝子可変領域の塩基配列を基にVP7血清型G3、G13およびG14の型別プライマーをそれぞれ設計してPCRによるVP7血清型別法を開発した。本法により1996~1997年に分離した野外株65株はG3あるいはG14に型別された。次に、VP4遺伝子型P[18]のL338株あるいはP[12]のHO5株のVP4蛋白を発現する組換えバキュロウイルスを作成し、発現VP4蛋白の抗血清を用いてウイルス中和試験を実施した。その結果、抗HO5株VP4血清は供試したP[12]の株ならびに野外株65株の全てを中和したのに対し、他のVP4遺伝子型の株は中和しなかった。また、抗L338株VP4血清はホモの株のみを中和した。このことから馬A群ロタウイルスのVP4血清型とVP4遺伝子型は一致すると考えられ、また野外株のVP4血清型は単一であることが明らかとなった。次に、VP4遺伝子可変領域の塩基配列を基にP[7]、P[11]、P[12]、およびP[18]型別用プライマーをそれぞれ設計してPCRによるVP4血清型別法(遺伝子型別法)を開発した。本法により野外株65株全てがP[12]に型別された。
カテゴリ 病害虫 診断技術 防除

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