畜産物に由来する新規機能性ペプチドの探索(166)

課題名 畜産物に由来する新規機能性ペプチドの探索(166)
課題番号 148
研究機関名 畜産試験場
研究分担 加工・機能開発研
(食総研)
研究期間 継10~12
年度 2000
摘要 高度にリン酸化された卵黄フォスビチンの有効利用を図るため、その分解産物について、培養細胞系を用いた鉄吸収・透過能の評価を行った。10種類のプロテアーゼのうち、アルカリフォスファターゼ未処理の状態において、Protease Nが分子量約22kDaの難分解性の部位を最もよく分解することが明らかとなった。そこで、Protease Nによるフォスビチン分解物のミネラル吸収に与える効果をヒト腸上皮細胞株(Caco-2細胞)を用いて調べた。その結果、アルカリフォスファターゼ前処理によりわずかに改善される傾向が認められたものの、プロテアーゼ分解物はCaco-2細胞における鉄の透過・吸収を阻害した。これは、難分解性の高分子画分が残存し、鉄と強力に結合しているためと推察され、難分解性部位の除去が必要と考えられた。
カテゴリ 機能性

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