| 課題名 |
化学修飾による絹タンパク質の機能化とその利用技術の開発(117) |
| 課題番号 |
108 |
| 研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所
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| 研究分担 |
機能開発・高分子研
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| 研究期間 |
完5~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
絹フィブロインの新しいバイオマテリアルへの応用を目的に、家蚕や野蚕からアミノ酸組成の異なるフィブロインを作出するとともに、1, 2-シクロヘキサンジオン及びポリエチレングリコールで化学修飾した絹フィブロインを作出し、生体の結合組織を形成する線維芽細胞のそれらに対する付着・増殖性を調べた。その結果、絹フィブロインの一次構造において正荷電を持つアルギニン残基を多く含む部分が線維芽細胞の付着・増殖に関与していることが推定された。しかしながら、シクロヘキサンジオンでアルギニン残基を修飾しても、絹フィブロインを細胞非接着性に変えることは困難であった。一方、両親媒性高分子ポリエチレングリコールによる修飾では、絹フィブロインが細胞非接着性に改変された。また、ポリエチレングリコール修飾絹フィブロインでは血小板付着性も低く抗血栓性であることが示され、臓器癒着防止膜や抗血栓性材料への応用が期待される。なお、残された問題点として、ポリエチレングリコール修飾絹フィブロインのバイオマテリアルとしての有効性をさらに実証するため、生体適合性などの臨床的な研究が必要である。また、よりすぐれた機能性材料の開発のためには高度な生物的機能を持つ分子と絹フィブロインとの複合化が必要であり、これについては新規課題で検討を行う。
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| カテゴリ |
機能性
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