課題名 | 施設園芸用被覆資材を構成する化学物質の溶出とその動態解明(97) |
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課題番号 | 90 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場 |
研究分担 |
施設生産・(上席) 施設生産・環境制御研 |
研究期間 | 継11~13 |
年度 | 2000 |
摘要 | ビニールフィルムからのフタル酸エステルの水中への溶出は比較的容易に起こり、水温が高いほど溶出量は著しく増加した。施設及び露地圃場から採取した各種の土壌試料中のフタル酸エステルを分析した結果、露地圃場及び新設ビニールハウス内土壌では、0.03ppm程度の低濃度の存在であった。設置後10年のビニールハウス、及びビニールの内張りのしてあったガラス温室内土壌では、0.81~0.95ppmと比較的高い濃度であった。最も高濃度であったのは、ガラス温室内の側面のガラス面の近傍で、作物の栽培されない場所であるが、3.46ppmであった。これは、ビニール内張りに由来し、土壌の乾燥でフタル酸エステルの微生物分解も遅かったためと推定された。 |
カテゴリ | 環境制御 乾燥 施設園芸 肥培管理 |