課題名 | 農地の侵食ポテンシャル評価に関する研究(34) |
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課題番号 | 32 |
研究機関名 |
農業工学研究所 |
研究分担 |
資源・土地研 資源・水文研 資源・土地研 |
研究期間 | 完7~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | アメダスデータ、国土数値情報ならびに地形図等を用いて、GIS上に各圃場のUSLEデータベースを構築し、各圃場ごとの年平均単位面積あたり土壌侵食量を示す農地侵食ポテンシャル図を作成した。また、短期間の降雨によって発生する土壌侵食量の評価を行うため、流砂の連続式にインタリル侵食及びリル内での土壌の剥離と輸送を評価する式を組み込んで、リル侵食およびインタリル侵食から成る侵食予測モデルを提案し、マサ土傾斜畑での有効性が示された。この侵食予測モデルをベースに、畝立て圃場での土壌侵食量が評価できるように改良を検討し、降雨強度と畝部の横断勾配を変数とする畝部の土壌侵食レートの評価式を実験的に求めた。さらに、キャベツを事例に畝部に植え付けられた作物が畝部の土壌侵食レートに与える影響度を実験および観測結果から明らかにして、作物の生育ステージに応じた畝部の土壌侵食レートの評価式を示し、その有効性を確認した。本研究で得られたこれらの成果は、学会での口頭発表、論文発表ならびに研究成果情報を通じて公表した。 |
カテゴリ | 管理技術 キャベツ データベース 輸送 |