養殖漁場における海水中微生物活性変動機構の解明(80)

課題名 養殖漁場における海水中微生物活性変動機構の解明(80)
課題番号 78
研究機関名 養殖研究所
研究分担 飼育環境技術・環制御研
研究期間 継10~12
年度 2000
摘要 養殖漁場における微生物群集の高分子有機物分解活性の変動を明らかにすることを目的とし,五ヶ所湾迫間浦の魚類養殖漁場及び隣接する対照海域で,蛋白質及び炭水化物の菌体外分解酵素活性を周年測定した。両水域を通じ微生物活性の鉛直分布は季節変化を示し,活性は夏季には表層で高く,秋季は逆に底層で高くなり,冬季には深度間の差がなくなる傾向が見られた。これらの値を単位面積当たりに積算すると,魚類養殖漁場では対照海域の0.9~2.5(蛋白質)及び1.6~11.9(炭水化物)倍の分解活性があった。また,蛋白質分解酵素活性は夏季に高く,一方の炭水化物分解酵素活性は秋季に高くなる特徴が見られ,基質の種類によって分解活性の高い時季が異なっていることが示唆された。
カテゴリ 環境制御 飼育技術

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