課題名 | マクロベントスによる海面養殖漁場の簡易な環境監視・診断法の開発(81) |
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課題番号 | 79 |
研究機関名 |
養殖研究所 |
研究分担 |
飼育環境技術・飼育技術研 |
研究期間 | 継9~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 熊野灘沿岸の魚類養殖場において,8~9月に底生生物調査を行い,動物群集と物理・化学的環境,養殖量との関係を検討した。底生生物の現存量は底質の窒素量が約1.2mg/gで極大となった。一方,現存量は硫化物態硫黄量と負の相関を示し,硫化物態硫黄量が1.7mg/g以上でほぼ無生物状態となった。また,養殖場が位置する地形的要素を示す指数を考案し,この指数と底生生物の現存量や群集型および物理・化学的環境要因との関係を検討した。その結果,養殖場が水深の深い沖合よりに位置するほど,養殖による環境影響が緩和されることが判明した。12年度は底泥の酸素消費速度に関する調査を加え,漁場環境評価法について総合的に検討する。 |
カテゴリ | 環境制御 飼育技術 評価法 |