中山間地域における土地利用の変貌と再編方向の解明(29)

課題名 中山間地域における土地利用の変貌と再編方向の解明(29)
課題番号 28
研究機関名 農業総合研究所
研究分担 農業構造・環境経済研
研究期間 完10~12(11)
年度 2000
摘要 本研究では、四国中山間地域を対象に、農業構造の変貌過程を分析し、今後の再編方向を明らかにした。■農業センサス等の分析によると、四国中山間地域の農業は全般的には衰退局面にあるが、その中で衰退地域と発展地域への分化が見られる。■発展地域の高知県西土佐村では、発展を支えた要因として、園芸作物に対する価格補償や小規模ほ場整備、雨よけハウスのレンタル、営農指導の強化、育苗施設や選果施設の整備による農家と農協との分業、農協による庭先集荷など、農家のリスク回避と労働軽減のための対策が指摘される。■これにより、新たな産地が形成されたが、一方では、集約園芸の推進によって残る農地が荒廃化するというジレンマが生じている。これに対応するには、労働軽減策としての生産者の地域的組織化、農用地の流動化対策等が必要とされる。以上の研究成果は、担い手育成や農地保全等の観点からの中山間地対策の企画立案に資する。
カテゴリ 育苗 中山間地域

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