| 課題名 | 落葉有機物質が沿岸・河口域の生物生産に及ぼす影響の解明(12) |
|---|---|
| 課題番号 | 7 |
| 研究機関名 |
中央水産研究所 |
| 研究分担 |
海洋生産・物質循環研 海洋生産・低次生産研 |
| 研究期間 | 完9~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 沿岸域で落葉有機物生産が活発に行われているマングローブ河口域をモデルとし、落葉生産と水域の生物生産との関係を明らかにした。マレーシア西部マタンマングローブ域を流れるクリーク下流域の底泥にはマングローブの落葉が大量に含まれており、落葉有機物がクリークの下流域に集積し、活発な分解を受け水中に栄養塩を供給しているものと考えられた。これに伴ってChl.a濃度もクリーク下流域でクリーク奥部や河口域に比較して高く、河口域の植物プランクトンの生産過程においてマングローブ域からの栄養塩の供給が重要な役割を果たしていることが明らかになった。また、マングローブ域の生物群集の安定同位体比の解析によりマングローブからエビ・カニ類、魚類、イカ類への段階的な食物連鎖過程が推察された。マングローブ域の稚エビではマングローブ起源の炭素源が80%以上を占め、マングローブデトライタス食物連鎖の重要性が明らかとなった。 |
| カテゴリ |