天然クロソイ集団の遺伝的変異の安定性と種苗放流の関係解明(28)

課題名 天然クロソイ集団の遺伝的変異の安定性と種苗放流の関係解明(28)
課題番号 25
研究機関名 中央水産研究所
研究分担 生物機能・細胞研
生物機能・分子研
研究期間 継9~12
年度 2000
摘要 一腹の仔の雄親の数を明らかにするため、日本栽培漁業協会宮古事業場にて雌雄親魚各12尾を用いた交配実験をおこなった。胚をもった9尾の雌から各42尾の胚を採取し、6遺伝子座のマイクロサテライト型を調べた結果、7尾の雌が2尾の雄から配偶子をうけとっており、1尾および3尾の雄から受けとった雌は各1尾であった。山田湾における放流魚の平均ヘテロ接合体率およびmtDNAハプロタイプ多様度はともに天然魚の値を大きく下回っていた。特に、天然魚72尾中に13種類観察されたmtDNAハプロタイプが放流魚では96尾中に3種類しか観察されなかったことから、種苗作成に実際に関与した雌親は数尾にすぎないことが示唆された。12年度は変異性の推定精度を上げるため、さらに多数の標本を分析する。
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