単純単調作業からみた農作業評価手法(83)

課題名 単純単調作業からみた農作業評価手法(83)
課題番号 73
研究機関名 四国農業試験場
研究分担 地域基盤・機械施設研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 農作業、特に野菜作では、移植作業のように同じ動作を繰り返し行う単純で単調な作業が多くあり、作業者にとって苦痛を伴う作業となっている。そこで、単純単調作業の解消に資するため、心拍による単純単調作業の同定及び評価法の検討を行った。まず、心拍数によるレタスセル成型苗植え付け作業の労働負担を検討した。その結果、静的かつ軽作業であるため、心拍数の変動はほとんどなく、変動幅も少なかった。しかし、苗の補充を補助者が行い、植え付け作業者が始終しゃがみ姿勢をとり続けた場合、能率は上がるものの作業負担が増加し、足腰の疲れ、足のしびれ等が生じ、心拍数は1分間当たり5拍以上増加した。次に、静的状態の被験者の身体及び精神状態を把握するため、耳朶血流の脈波をターケンスの手法によりカオス処理した。まず、状態が明確に異なる4種類の状態・動作(睡眠直前、机上作業、歩行、足の屈伸)を室内で測定した。その結果、各動作における脈波の変化から作成される楕円図形(アトラクタ)に明確な相違が認められた。また、机上作業と歩行のように静→動→静の動作を組み合わせた連続動作を行った結果、明瞭なアトラクタを表示させるには時間を要し、身体状態の安定が必要だが、変化の様子が明確に認められた。しかし、屋外での作業では、傾向の認められないアトラクタを描き、今後検討すべき問題と考えられた。
カテゴリ 機能性 軽労化 評価法 レタス

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