| 課題名 | 傾斜地農業施設における環境資源の利活用技術の開発(87) |
|---|---|
| 課題番号 | 77 |
| 研究機関名 |
四国農業試験場 |
| 研究分担 |
作物開発・気象資源研 (金沢大学) |
| 研究期間 | 完8~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 傾斜地の利用法の一つとして傾斜ハウスが考えられている。しかし、傾斜ハウスは平地のハウスに比べて気象要因の影響が複雑であるため、事前にハウス内の環境を把握・予測する必要がある。ここでは傾斜ハウス内における気温等の内部環境の測定を行うとともに、傾斜方位や傾斜度等の異なる斜面にハウスを建設する際の内部環境の推定のためのシミュレーションモデルの作成を金沢大学工学部と共同で行なった。二重被覆のハウス内の気温を測定したところ、斜面下から上にかけて徐々に気温が高くなる傾向が認められた。この分布は一日を通して認められ、日中、ハウス最上部と最下部では最高で4℃もの差が生じていた。地温も同様の分布を示しており、二重被覆によって外気との熱交換が少なくなり、斜面上下方向の気温差が出やすくなると考えられた。次に、簡単なシミュレーションモデルを作成し、傾斜方位、傾斜等の外的環境を変えた際の傾斜ハウスの内部環境を推定した。この結果、南向き斜面のハウス内気温は傾斜度が増すほど高くなり、北向きの場合にはハウス内気温は傾斜度が増すほど低くなる傾向が認められた。季節ごとの各傾斜方位におけるハウス内気温や被覆材温度、地温等の推定値はいずれも現象を再現していると考えられた。以上はマクロモデルによるハウス内の平均値であるが、今後課題(79)においてミクロモデルを作成し、ハウス内の気温分布や気流の速度分布について検討する。 |
| カテゴリ | 機能性 傾斜地 |