課題名 | 野菜産地の競争構造の解明(3) |
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課題番号 | 1 |
研究機関名 |
東北農業試験場 |
研究分担 |
総合研究・総研5 |
研究期間 | 完9~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | ホウレンソウなど菜っぱの生産,流通構造を把握するとともに,東北中山間の野菜産地の生産構造の動向をふまえ,今後の競争構造の変化を明らかにした。岩手県北地域のホウレンソウ産地は,産地の広域化と出荷時期の長期化を図りながら,基幹市場における一定のシェアを占めるなど,一定の成果を上げているが,生産は停滞傾向にある。その要因は,作期延長が限界に近づくとともに出荷の早期化に伴う他産地との競合による市場価格の不安定性の増大,導入農家の規模拡大の労働力面からの限界などである。今後,競合産地の動向をふまえた適切な生産出荷計画の策定と,そのための生産安定化技術の開発および労働力不足対策など生産農家の支援が今後の産地の課題となる。成果は地域総合研究(寒冷気象)の販売チャネル策定の課題の基礎データとして活用する。農協の広域合併の競争構造の変化への影響の検討が残されている。 |
カテゴリ | 規模拡大 出荷調整 水田 中山間地域 ほうれんそう |