アブラナ科野菜根こぶ病菌の高感度・迅速検出技術の開発(48)

課題名 アブラナ科野菜根こぶ病菌の高感度・迅速検出技術の開発(48)
課題番号 48
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 総合研究・総研3
研究期間 単11
年度 2000
摘要 根こぶ病防除手段の有効利用には土壌菌密度調査等の土壌診断が重要である。そこで根こぶ病菌の菌密度調査を従来の染色法に加え、CCDカメラ、画像取り込みソフトなどを用いて比較的簡単に識別できる菌密度調査法の開発を行った。その結果、従来顕微鏡観察で用いていたCFW単独では、モニター上で土壌粒子との識別が困難であったが、熱処理した休眠胞子を染色後に蛍光顕微鏡で観察した結果、休眠胞子は外側青色で中心部赤色、モニター上では、CFW+EtBrで染色された休眠胞子が最も鮮明に認められた。以上から5分間熱処理した土壌懸濁液をCFW+EtBrで染色し、蛍光顕微鏡下で観察することにより、比較的簡単にモニター上で根こぶ病菌休眠胞子を識別できることが明らかになった。本研究成果は学会誌等で公表した。残された問題点としては菌密度が高い土壌での菌の識別は容易になったが、CCDカメラを通して捉えられる視野が顕微鏡で捉えられる1視野に比べ狭いため、低菌密度の土壌調査には多くのCCDカメラの視野を調査する必要がある。そのため、高感度検出のためには操作の簡便化や自動化が重要である。
カテゴリ 病害虫 あぶらな 水田 中山間地域 土壌診断 農薬 防除 野菜栽培

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