病原性を喪失した土壌病原菌の生態の解明(199)

課題名 病原性を喪失した土壌病原菌の生態の解明(199)
課題番号 186
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 畑地利用・畑病虫研
研究期間 完8~11
年度 2000
摘要 環境保全型畑作農業技術の開発をめざして、病原性を喪失したキャベツ萎黄病菌の生態を解明し、土壌病害の生物的防除への利用の可能性、並びに病原性関連遺伝子について検討した。キャベツ苗への接種試験により、当研究室保存のキャベツ萎黄病菌の中に病原性喪失菌をみつけ、無病徴感染することを確認した。本菌のPS液体振とう培養菌をキャベツ苗に浸根接種して、発病土壌に移植すると発病抑制効果があり、接種胞子濃度が1ml当たり千万のオーダーでは効果が高かったが、濃度が低くなると効果も減少した。ポットでの効果試験では、土壌の病原菌密度は乾土1g当たり一万のオーダーが適当であった。病原性喪失菌及び病原菌とも発育温度には明瞭な差はみられなかったが、胞子形成能は前者が後者よりも概して劣った。本菌を4年間に12回継代培養しても、また、苗に接種して再分離を4回繰り返しても病原性は回復しなかった。REMI法により作成した約500菌株のハイグロマイシン耐性形質転換株から2菌株の病原性欠損変異株を得、aspartic proteinaseが病原性に関与していると推察した。成果は、日本植物病理学会、MPMI及び研究成果情報(総合農業、東北農業)で公表した。残された問題点として、病原性喪失菌を利用した土壌病害防除法の実用化に向けての圃場試験及び病原性回復の可能性の検討がある。
カテゴリ 病害虫 萎黄病 害虫 キャベツ 生物的防除 防除

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