| 課題名 | 畑土壌機能の維持・増強のための土壌理化学条件の解明(204) |
|---|---|
| 課題番号 | 190 |
| 研究機関名 |
東北農業試験場 |
| 研究分担 |
畑地利用・畑土壌研 畑地利用・(上席) 農環研・土壌生成研 |
| 研究期間 | 完9~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 土壌動物の機能を活用した環境保全型生産システムの開発にむけ,土壌動物のバイオマスが増加する不耕起土壌の理化学的特性を耕起畑と比較することで明らかした。10年間不耕起で管理した畑では腐植集積による表層(A1層)の黒色化が深さ約4cmまで進んでいた。この層の炭素量とCEC値は高く,炭素量は約20t/haと計算された。一方,耕起畑の場合,下層土(2A1層,深さ47~63cm)はECと塩基飽和度が高く,飽和透水係数が極めて低いことから,化成肥料等に由来する塩基が集積していると推定された。不耕起畑における表層地温の日変動は小さかった。これは日中の温度上昇が少ないためであり,この傾向は夏に顕著であった。冬から春にかけての表層地温は,耕起畑に比べ不耕起畑でやや高い傾向を示した。以上の結果は,不耕起栽培では土壌表層に有機物が蓄積され,かつ地温変動が少なく,土壌動物の生息に適した土壌特性であることを示唆した。土壌水分のデータも収集したが,補正の必要が生じたため,土壌水分計を撤去する際にセンサー周囲の土壌を採取して水分率を測定し,これに基づいてデータの補正を行う。「リビングマルチを利用した環境負荷低減型野菜栽培技術の開発」等の不耕起を視野に入れた課題に得られた成果を受け渡す。なお本成果は11年度日本土壌肥料学会で発表した。 |
| カテゴリ | 肥料 環境負荷低減 土壌管理技術 不耕起栽培 野菜栽培 |