課題名 | シバにおける変異の拡大と選抜(230) |
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課題番号 | 225 |
研究機関名 |
東北農業試験場 |
研究分担 |
草地・(上席) |
研究期間 | 継63~4~(9)~(11) |
年度 | 2000 |
摘要 | シバは低投入持続型の飼料生産に最も適し、かつ緑地保全機能にも優れた特性を有することから、国内の多様な生態系より収集した生態型について両機能の解明とその変異の拡大を行い有用な遺伝子型を作出する。9年度より永続性を中心に15年生生態型について評価を行うと同じに、各地域を代表する生態型についてブランパッチ耐病性を含む緑地保全性関連形質の調査を行った.シバ生態型の永続性は移植初期の生育とは相関が低く、移植後に生育旺盛な生態型は永続性が劣り、中程度の生育を示した生態型が比較的永続性に優れることが判明した。収集地域より代表的な生態型のブランパッチ抵抗性の差異が見られ、44生態型中で愛媛41-5が国内系統・品種より優れ、抵抗性品種メイヤー(USDA育成)と同程度を示した。本系統は冬季緑色保持性、地上被覆度などの保全機能としての特性にも優れることが判明した。永続性とともに保全機能にも優れることから12年度には種苗登録を行う予定である。12年度以降も永続性及び病害抵抗性について評価を実施するが、これはジーンバンク「牧草遺伝資源の特性評価」の課題に含めて行う。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 飼料作物 中山間地域 抵抗性 抵抗性品種 肉牛 病害抵抗性 品種 |