課題名 | 地形に支配される局地気象の発現機構の解明(274) |
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課題番号 | 272 |
研究機関名 |
東北農業試験場 |
研究分担 |
地域基盤・気象研 |
研究期間 | 継10~14 |
年度 | 2000 |
摘要 | GAME-Tibetプロジェクトの1998年の重点観測期間(IOP)にチベット高原中央部で取得されたデータを用いて、日中の気柱昇温量の時空間分布、ならびにそれに対する起伏地形上の熱的局地循環の役割について解析した。5月下旬から9月上旬の観測期間中、大気の昇温・冷却にともなった気圧の日変化が卓越していた。理論的な考察によれば、日中の気柱昇温量が大きくなればなるほど、気圧日変化の振幅は増大する。気圧日変化量から日中の気柱昇温量を評価した結果、平地における気柱昇温量はモンスーン入り前後を境に急激に減少し、プレモンスーン期で300 W.m-2前後、モンスーン期で200 W.m-2前後となっていた。山岳上では、熱的局地循環による熱輸送が原因で、平地に比べて気柱昇温量が小さかった。 |
カテゴリ | 輸送 レモン |