光合成機能の環境適応機構の解明(283)

課題名 光合成機能の環境適応機構の解明(283)
課題番号 281
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 地域基盤・生理生態研
(Azerbaijan Academy of Sciences)
研究期間 完4~8~(11)
年度 2000
摘要 クラミドモナスは光合成の起こる大気条件下では、光呼吸による光合成阻害を受けることなく効率的に低濃度の無機炭素を利用できるので、その仕組みを明らかにすることを目的とした。植物の光合成時に光呼吸により生成されるホスホグリコール酸は光合成の強力な阻害剤であるが、ホスホグリコール酸ホスファターゼ(PGPase)により分解され通常はほとんど検出されない。その活性低下が光合成を著しく低下させ致死ともなるこの酵素について、これまで部分精製の報告しかなく、活性調節もほとんど明らかでない。本研究では、クラミドモナスからPGPaseの高純度精製に成功し、真核生物で初めてN末端アミノ酸配列を決定した。純化したPGPaseは分子量約32kDからなる2量体で総分子量は65kDと結論した。等電点は約5.1、活性の至適pHは8.5付近であった。また、PGPaseとカルシウムとの高い結合性、カルシウムによる強力な可逆的活性阻害を明らかにした。クラミドモナスの環境適応時のPGPaseの迅速な活性変化にカルシウムが関与している可能性があり、今後は新規課題の中でさらに詳細な検討を行っていく。成果は、日本植物生理学会で講演発表を行うとともに、同学会発行の国際誌に論文を発表した。
カテゴリ 植物生理 なす

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