光合成効率の低下要因の解明と遺伝子導入による光合成効率の改良(176)

課題名 光合成効率の低下要因の解明と遺伝子導入による光合成効率の改良(176)
課題番号 160
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 生理機能・光合成研
(名古屋大学)
(株式会社ジェイツー)
研究期間 完8~12
年度 2000
摘要 エネルギーアイドリングシステムの導入と解析(イネへのC4光合成回路の付与)において、PEPCの高発現でイネ緑葉の有機酸合成さらにはアミノ酸合成が促進されることを明らかにした。また、NADP-ME型C4光合成回路の付与に向け、交配で作出したPEPCとPPDKを併せ持つ形質転換イネにNADP-ME遺伝子を導入した。しかしながら遺伝子導入用カルスの生育不良のため、数個体の形質転換イネが得られただけで、光合成特性の解析には至らなかった。イネへのNADP-ME型C4光合成回路の付与は、新規課題「C4光合成回路付与によるイネの光合成機能の改良」として継続して行う。蛋白質リサイクリングシステムの導入と解析においては、葉緑体局在性低分子量熱ショック蛋白質(HSP20)を構成的に発現する形質転換タバコの各種ストレス耐性の検定を行い、HSP20の構成的発現で光酸化ストレス耐性が改良されることを明らかにした。分解産物スカベンジングシステムの導入と解析においては、光化学系■D1蛋白質の強光照射下での完全分解の分子メカニズムを検討した。D1蛋白質の初期損傷産物である切断断片と架橋産物のうち、切断断片はチラコイド膜上に存在するプロテアーゼ、おそらくはFtsHプロテアーゼの作用で分解されることを明らかにした。
カテゴリ くり たばこ

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