課題名 | イネへのC4光合成回路の付与(182) |
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課題番号 | 164 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
生理機能・光合成研 (名古屋大学) |
研究期間 | 完10~(11)~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | PEPCはリン酸化による活性調節を受け、リン酸化されると低活性型から高活性型に変換する。イネ緑葉内で発現したトウモロコシPEPCは、トウモロコシの場合と異なり、明所ではほとんどリン酸化されず暗所でリン酸化されることがわかった。これは、C3植物葉肉細胞の葉緑体内にPEPCのリン酸化を阻害する代謝中間体が高濃度に存在するためと考えられた。一方、代謝中間体を解析したところ、PEPCを高発現する形質転換イネでは、光条件に関わらず基質であるPEPの含量が低く、産物であるオキサロ酢酸とリンゴ酸の含量が高かった。つまり、イネ緑葉内で発現したトウモロコシPEPCは低活性型であっても機能していると考えられた。 |
カテゴリ | とうもろこし 光条件 りんご |