| 課題名 | 植物への薬物代謝遺伝子の導入と評価(273) |
|---|---|
| 課題番号 | 247 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
| 研究分担 |
生物工学・(上席) 生物工学・細胞工学研 (神戸大学) |
| 研究期間 | 完8~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 環境負荷物質代謝能を持つ形質転換植物を作出する事を目的に哺乳動物の持つ薬物代謝型P450遺伝子を植物に導入した。まず、環境負荷化学物質として使用量の多い農薬、特に除草剤を代謝する薬物代謝型P450分子種を、組換え酵母ミクロソームを用いてスクリーニングした。選択されたCYP1A1、CYP2B6、CYP2C9、CYP2C18、CYP2C19、CYP3A4のcDNAを、イネおよびバレイショに導入した。これらP450発現形質転換植物は、各々作用機作と構造の異なる除草剤に対し耐性を示した。代謝分析の結果、P450発現形質転換植物では、非形質転換植物に比べて急速に除草剤が代謝分解され、植物体中および培地中の農薬量が減少した。また、植物体に散布した殺虫剤の残留量も非形質転換体より明らかに少なかった。さらに、CYP1A1、CYP2B6、CYP2C19の3分子種を同時発現したバレイショは、各々単独に発現したバレイショが耐性を示さない除草剤に対しても耐性を示し、3分子種が協調的に働くことにより代謝する化学物質の種類の幅が増えることが明らかになった。これらP450を発現した組換え植物は、外因性内分泌攪乱物質などの化学物質をも代謝することが期待され、今後、別の課題でスケールアップした解析を行う予定である。 |
| カテゴリ | 病害虫 除草剤 農薬 ばれいしょ |