課題名 | 高品質飼料生産の技術開発ニーズ及び導入可能性の解明(42) |
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課題番号 | 31 |
研究機関名 |
北海道農業試験場 |
研究分担 |
総合研究・動向解析研 総合研究・経営管理研 総合研究・農村シス研 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 「地域総合」で開発している高品質飼料生産技術(単播アルファルファ)の畑地型酪農経営における導入可能性および導入されるための条件を明らかにし、この技術が普及するための開発目標を提示する。「地域総合」が対象とする十勝中央部では自給飼料生産の高度化を基軸に、個体乳量の高さと高収益を特徴とする集約的な生産方式が展開している。なかでも帯広川西地区ではアルファルファの評価は高く、その栽培技術が確立されれば普及する可能性は高い。アルファルファを導入した計画モデル(「地域総合」の到達目標)における技術係数(単収や個体乳量など)を段階的に変化させて、各段階で得られた最適解に基づき、この技術が酪農経営に導入されるための条件を検討した。その結果、畑地型酪農経営にアルファルファが導入されるためには、計画モデルで設定した基準に対して、アルファルファの単収は10%減,892■/10a)以上、CP(粗蛋白質)割合は30%減(6.2%)(乳量増・費用増の場合は20%減)以上、生産費用は20%増(19千円/10a)以内が技術開発目標になることが明らかになった。本課題の成果は「研究成果情報」として技術開発分野に受け渡す。「地域総合」で開発された技術の経営的評価については、別の課題で実施する。 |
カテゴリ | アルファルファ 寒地 経営管理 栽培技術 水田 乳牛 |