シロナガスクジラの亜種識別と生物特性(29)

課題名 シロナガスクジラの亜種識別と生物特性(29)
課題番号 27
研究機関名 遠洋水産研究所
研究分担 外洋資源・鯨類生態研
外洋資源・鯨類管理研
研究期間 止10~15(12)
年度 2000
摘要 調査船によって得た目視データ、ビデオ画像及び形態写真を分析し、南半球産シロナガスクジラ二亜種(通常型とピグミー型)に遊泳行動、鼻孔形態、全身的体型に差があるか否かを検討した。その結果、特にピグミー型の頭部が相対的に大きいことに加え、鼻孔の配置が洋上識別の有力な手がかりとなることが判明した。商業捕鯨の捕獲資料から、南緯55度を境として体長組成に明瞭な差があることを検出する一方、高緯度域に少数ながらピグミー型が混入する可能性を示した。さらに技術的改善は必要であるが、亜種識別に鳴音を応用できることを示した。ノルウェー・トロムソ大学より大西洋産シロナガスクジラの骨格を借用し、骨格復元及び計測を行った。本課題では12年度までに予定通りの進展をみた。残された問題はシロナガスクジラの生活史分析、他種との種間関係の分析である。本課題は独立行政法人移行に伴い、中止とする。
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