北太平洋におけるアカイカの資源量推定(61)

課題名 北太平洋におけるアカイカの資源量推定(61)
課題番号 57
研究機関名 遠洋水産研究所
研究分担 外洋資源・外洋いか研
研究期間 止11~14(12)
年度 2000
摘要 10年度にはバイオテレメトリーシステムを用いて、アカイカの南下期における遊泳速度(毎分23.6m)や深度別遊泳頻度(夜間表層7m以浅の滞在時間は39.1%)を推定した。この行動生態を基に、調査用流し網の漁獲効率や漁獲面積を算出して調査海域の緯度1度×経度1度におけるアカイカの現存量を13万尾と見積もった。11年度は北上期におけるバイオテレメトリーを用いた行動特性から、北上期の北上水平成分を35%と推定した。水平方向の移動速度は毎分12.8mで南下期の約1/2であるが、外套長の違いを考慮するとその差は2/3程度であった。また、日周鉛直移動の観察で夜間表層7m以浅の滞在時間は18.6%で、南下期の約1/2であった。好漁点付近における流し網調査の結果から、アカイカの密度は26.0尾/ km2と算出され、調査海域の緯度1度×経度1度に引き伸ばすとアカイカの現存量は25万尾、491tと見積もった。12年度は、調査流し網の漁具能率推定に関わる、商業目合網と調査10種目合網との漁獲物サイズおよび漁獲効率の比較を行った。また、流し網揚網時のアカイカ脱落率を推定し、それぞれ商業目合で8.7%また10種目合で3.7%を得た。本課題は法人移行のため中止する。
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