| 課題名 |
森林の攪乱・再生に伴う土壌有機炭素変動の要因解明(3) |
| 課題番号 |
2 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
|
| 研究分担 |
森林環境・立地研
|
| 研究期間 |
完10~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
安山岩質母材に由来し堆積年代が異なる新規堆積物上に発達した本州冷温帯下の土壌における表層から30cm深までの炭素貯留量を調べ,森林の再生に伴う土壌炭素貯留の変動を検討した。その結果,堆積後15年経過しているが植生の回復があまり進行していない御岳岩屑流では概ね20t/ha以下,約200年を経過し土壌層位の分化がみとめられた浅間鎌原火砕流では40t/ha,約850年経過した浅間追分火砕流で90t/ha,1100年経過している八ヶ岳大月川岩屑流で88t/haであった。表層部への炭素蓄積に限れば1000年程度で平衡状態に達するとみられた。しかし,堆積年代が最も古い大月川岩屑流土壌の1m深までの炭素貯留量を,堆積年代が岩屑流より明らかに古いとみられる周辺土壌と比較すると,岩屑流の炭素貯留量は周辺土壌の50%以下であり,下層への炭素蓄積についてみれば,1000年ではまだ平衡状態に達していないことが明らかになった。また,土壌腐植酸の形態を比較すると,岩屑流土壌の腐植酸は表層のみならず下層でも未熟な腐植化段階にあるRpタイプであった。それに対して周辺土壌の腐植酸は腐植化の進んだBないしA型で,明らかに岩屑流土壌とは異なっていた。
|
| カテゴリ |
|