つる植物の生活史特性の解明(35)

課題名 つる植物の生活史特性の解明(35)
課題番号 24
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林環境・種生態研
研究期間 完11~13(12)
年度 2000
摘要 シイ・カシ類,イスノキなどを主な構成種とする暖温帯の常緑広葉樹天然林(宮崎県綾町綾試験地:4ha),とブナ・イヌブナ,コナラなどを主な構成種とする落葉広葉樹天然林(茨城県北茨城市小川試験地:6ha )を調査の対象とし,調査区内に出現するdbh>1cmのすべてのツル植物にナンバーを付け,種名,サイズ(dbh),ホストの樹種名,ホストのサイズ,ツル植物のホストへの巻き付き状態などを継続調査するとともに,その繁殖・成長特性などを解析した。 綾試験地には,19種のツル植物が出現し,その内12種は巻き付き型(Twiner)で,常緑のツル植物はわずかに4種であった(表-1)。個体数(地上茎数)の最も多かった種はシラクチズルで,ついでイタビカズラア,テイカカズラ,サカキカズラなどが続いた。dbhサイズで最も大きなものは,カギカズラで17.2cmであった。ツル植物に取り付かれたDBH>5cm樹木の割合は6.5%であった。小川試験地では8種のツル植物が出現し,その内4種は吸着根型(Root climber)で,常緑のツル植物はツルマサキのみであった(表-2)。個体数(地上茎数)が最も多かった種はフジで全体の80%あまりを占めた。dbhサイズでもフジが最も大きく,35cmを超えるものも見られた。また,綾試験地と共通する種は,イワガラミ,シラクチヅル,ツルウメモドキの3種であった。
カテゴリ うめ 繁殖性改善

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