自動観測システムによる地すべり地の総合管理手法の確立(63)

課題名 自動観測システムによる地すべり地の総合管理手法の確立(63)
課題番号 44
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林環境・地すべり研
研究期間 完8~12
年度 2000
摘要 概成後の地すべり地における総合管理手法を確立するため,静岡県の由比地すべり防止区域を対象としネットワークおよびGISを活用した自動観測システムを構築し,その高度化を図った。自動観測システムは,観測装置やデータベース装置,表示端末等を必要に応じて各関係機関に配置し,装置間をネットワーク(TCP/IP)で結んだイントラネットを構築している。システムはデータを定期回収しつつ常時観測値の監視をおこない,仮に管理基準値を超過する観測値が検知された場合には,関係機関に対し電話,FAX,電子メールを自動発信する機能を有している。またデータベース装置からはホームページの形式で情報が提供されるため,関係者は容易に地すべり地の現状を把握できる。 また,上記の管理基準値として安定解析の逆算から得られた地すべり発生に対する臨界地下水位を適用し,その有効性を検討したところ,求められた管理基準値は地すべり地の安定度などの面で実態に即した結果となることが分かった。一方,地すべり地の情報を活用するためGISを用いて既往の調査結果を一元的に管理した。GISの重ね合わせ,検索機能は,地すべり危険地や避難経路の判定など地すべり情報の有効活用に効果的であった。本システムは由比地すべり防止区域において,平成13年度から正式運用が開始されており,他の地すべり地における自動観測の先駆的役割を担うものと期待される。
カテゴリ データベース 評価法

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