| 課題名 |
森林性鳥類を用いた温帯林の維持管理の基準・指標策定に関する研究(147) |
| 課題番号 |
118 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
|
| 研究分担 |
森林生物・鳥獣生態研
|
| 研究期間 |
完8~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
モントリオールプロセスの基準のうち 基準1.生物多様性の中の指標:種の多様性a森林に依存する種の数を扱った。まず日本鳥類目録改訂第6版(2000)に基づいて日本産の鳥類のうち森林依存性の種を検討した。更に小川学術参考林における野外調査で林縁種、林内種の判別を試みた。またモニタリング手法の一つとして笠間地区で行った霞網による鳥類群集調査を解析して有効性を考察した。森林に依存する現生種は最大約230種と考えられ、都市・農村部に住む種,営巣場所としてのみ森林を利用する種,非繁殖鳥などの扱いかたによってはこれより少ない種数となる。小川学術参考林では、林縁と林内での鳥類の出現種数と全出現個体数に有意差はなかった。種ごとに見ると、ホオジロ、ヒヨドリの密度は有意に林縁が高く、メジロは有意に林内が高かった。林縁性捕食者に弱いと考えられた夏鳥類では林縁と林内で密度の有意差はなかった。捕食者と考えられるカラス類でも林縁と林内で密度に有意差はなかった。全体として、捕食圧を通した鳥類群集への林縁効果は見いだされなかった。霞網による鳥類の捕獲率と捕獲種数を隣接するヒノキ林と二次林で比較したところ、ほとんど常に二次林が高く、パッチ状の森林での鳥類群集調査の霞網の有効性が示された。捕獲率は午後は午前に比べ有意に低く、また後の調査日になるほど低下する傾向があった。
|
| カテゴリ |
管理技術
繁殖性改善
モニタリング
|