林分成長モデルによる樹種別・地域別CO2固定・貯留量の評価(227)

課題名 林分成長モデルによる樹種別・地域別CO2固定・貯留量の評価(227)
課題番号 174
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 林業経営・解析研
北海道・天然林研
研究期間 止11~12~(13)
年度 2000
摘要 スギおよびヒノキ、カラマツ、エゾマツ、トドマツ、アカマツの幹材積成長曲線を地域別に推定した。北海道の汎針広混交林域天然林の成長量を、収穫表による材積成長関係、固定試験地の結果などいくつかの方法で比較したところ、齢級分けした場合と比較すると、材積成長量は年470万立方mから810万立方mまでの幅があった。スギ、ヒノキの林齢に伴う部位別現存量割合の変化を検討した結果、根は林齢によらずほぼ一定、葉、枝、幹についてはミッチャーリッヒ成長曲線を当てはめられることが明らかになった。この結果から、ある林齢における各部位の現存量を推定できる可能性が示された。残された問題点として、スギ、ヒノキ以外の樹種についても林分の幹、枝、葉および根のバイオマス量に関する資料・データをさらに収集し、部位別現存量割合と林齢との関係を解析する必要がある。また、主要樹種について求められた幹材積成長曲線と農林業センサスデータの市町村別齢級別面積および、部位別現存量割合から全国のCO2固定・貯留量吸収量を把握する。なおこの課題は、平成13年度からは、独立行政法人森林総合研究所において継続して研究が実施される。
カテゴリ 管理技術 経営管理 成長曲線

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる