| 課題名 |
森林ランドスケープにおける生物多様性の解析・評価(234) |
| 課題番号 |
180 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
林業経営・環境管理研
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| 研究期間 |
完11~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
奄美大島の森林における定点及びルートセンサスによる調査をもとに,希少鳥類5種及びアマミノクロウサギの生息頻度とランドスケープ要素との関係を重回帰分析した結果,各希少種にとって壮齢林(壮齢林率,林齢,壮齢林面積,壮齢林の中心からの距離など)が重要であることを示す,統計的に有意な回帰式が得られた。また,アマミノクロウサギについての回帰式を用いて環境収容力を推定し,100年間に及ぶ個体群の絶滅確率を推定するためのシミュレーションを行ったところ,全体としては環境収容力が,小規模個体群にとっては移動が絶滅確率に影響を及ぼす最も重要な要素であることが示された。次に,奄美大島,氷ノ山と摩耶山(兵庫県),つくばにおける鳥類相についてのセンサスデータをもとに,生物多様性を評価するための指標(分布域の大きさにもとづく4つの指標と系統学的特異性にもとづく指標)を考案し,地域別の比較を行った。その結果,全国レベルでの希少性を重視すると奄美大島,地方レベルでの希少性を重視すると氷ノ山の評価値が高かったが,摩耶山とつくばは種数に比べて評価値が低い値を示した。系統学的評価は,奄美大島と氷ノ山で低く,摩耶山とつくば近郊で高かった。さらに,どの評価法が適当と判断できるか, AHP法を用いて専門家に評価してもらい,総合的な評価値を算出した結果,奄美大島,氷ノ山,摩耶山,つくばの順となった。
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| カテゴリ |
管理技術
経営管理
評価法
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