古紙および木質系廃材からの土壌改良材の製造(251)

課題名 古紙および木質系廃材からの土壌改良材の製造(251)
課題番号 196
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 木材化工・木化研
研究期間 完9~11~(12)
年度 2000
摘要 古紙や木材廃棄物を最終的に処分する方法として土壌改良材とすることを目的とした。材料としては尿素樹脂を含む古紙製型枠を破砕して土壌改良材とすることを試みた。尿素樹脂を成分とする肥料にはユレアホルムの例があるが、これはホルマリンの割合が低く押さえられている。これに対して、ここで用いた型枠に含まれる接着剤から出るホルマリンは、植物を用いた試験では発芽発根を著しく阻害した。特に熱処理をした場合にこの傾向が強かった。しかし、この阻害は水洗で容易に除くことができた。堆肥化処理では接着剤の分解はゆるやかで植物が利用可能な窒素の放出はきわめてゆっくりしたものであると推定された。一方生ゴミ処理機で使用したチップを用いた植物生育試験では未処理材でみられた阻害がなくなり、特に細粒画分は生育に有効であった。問題点は接着剤から出るホルマリンを効率良く除く必要があることと、生ゴミ処理チップを発酵させる際の悪臭を除く必要があること。また本研究の成果は木材廃棄物の堆肥化の研究の一助となる。
カテゴリ 肥料 くり 土壌改良

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