| 課題名 | 木材における化学反応のトポロジー評価(276) |
|---|---|
| 課題番号 | 216 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
木材化工・化加工研 木材化工・耐候研 |
| 研究期間 | 止11~12~(14) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 今後の木質材料の化学改質では,環境への影響を視野に入れ,最少の試薬,エネルギー消費量で最大の効果を挙げるようにしなければならない。そのためには木質材料と試薬との反応性を,材表面から材内部へ至る深さ方向で詳細に検討することが必要となる。研究担当者らにより開発された,木材単板表面へ耐水性,防汚染性を付与する化学改質法における,試薬であるアクリルアミド,フッ素アクリレートと,単板の表面に存在する仮道管と内部の仮道管の反応性を検証するため,顕微FTIRを用いてトポロジー評価を行った。アクリルアミドとフッ素アクリレートのホモポリマーフィルムをそれぞれ調製し,これらから得られたスペクトルと,処理単板中のそれぞれの仮道管から得られたスペクトルとをあわせて検討したところ,アクリルアミドは単板表面側の第一層の仮道管と共重合し,内部の仮道管とは共重合しないことが明らかとなった。また,フッ素アクリレートに関しては,10nm深さの元素を検出できるESCAによる結果とあわせると,共重合は表面の最外層に限定されることもわかった。以上のように,化学処理木材中の仮道管を1本ずつ顕微FTIRにて測定することで,反応程度をトポ化学的に検討する可能性が開けた。今後は,仮道管と薬剤との反応の程度と,化学処理木材の性能との相関を検討する必要がある。なお,本研究課題は,平成13年度より独立行政法人森林総合研究所へ移行する。 |
| カテゴリ | 加工 くり 薬剤 |