| 課題名 | リグニン中のエーテル結合開裂酵素の検索と精製(453) |
|---|---|
| 課題番号 | 354 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
生物機能・(科長) 生物機能・微化研 |
| 研究期間 | 完5~9~(12) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 木材中の高分子芳香属化合物であるリグニンやタンニン類は、化学結合様式としてエーテル結合を多く含むことが特徴で、白色腐朽菌がどの様な機構で分解するかを明らかにすることは非常に重要である。ニュージーランド産70種、日本産26種菌株よりタンニンに対して分解力が強いと思われる菌を、バーベンダム反応、色素脱色反応、タンニン脱色試験から選別した。ケガワタケ(D582菌)は5量体タンニンオリゴマーを分解、低分子化することが判明した。菌体外にはラッカーゼ、マンガンパーオキシダーゼ活性が存在し、カテキンに対する反応は過酸化水素を添加せずとも進行した。生菌と同様の培地のUV吸収変化を示し、生成物は2量体化合物等種々存在した。Phanerochaete crassa(WD1694)が3,4,5-トリメトキシ安息香酸を代謝する過程で生じる中間代謝物を調べた結果、培地抽出物の還元アセチル化物から、酸がアルコールへ還元されたもの、メチルエステル化されたもの、メチルエーテルが2つ切断された安息香酸誘導体が見出された。プロトカテキュ酸タイプの化合物が更に脱炭酸されて環解裂を受ける過程が推定された。本菌はマンガンパーオキシダーゼ活性が高く、エーテル結合の解裂に関与していると推定された。 |
| カテゴリ | 遺伝資源 ごま |