| 課題名 | ササ地の水文学的評価(509) |
|---|---|
| 課題番号 | 404 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
北海道・防災研 森林環境・防災林研 |
| 研究期間 | 完11~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 北海道にはササが広く分布する。ササは植生密度が高いことから流域の水収支および熱収支に影響する重要な植生要素であるといえる。本課題では、開放地および林床の異なる気象条件下で生育しているササ群落の蒸散量および蒸散特性を把握することを目的とした。 観測は森林総合研究所北海道支所実験林内の開放地と落葉広葉樹林林床のクマイザサ群落で行った。それぞれのササ群落からの群落蒸散量は、6~10月に限った日平均では林床ササ地で0.2mm d-1,開放地ササ地で1.5mm d-1であった。また、Penman-Monteith式を用いて蒸散量に対する群落抵抗を調べた。群落抵抗は蒸散のし易さを電気抵抗の概念で表したものでその値が小さければより蒸散し易い状態であることを示す。開放地ササ群落の群落抵抗は、LAIの増加(当年葉の展開)と共に減少し、当年葉展開後の8,9月に低い値(50s m-1前後)で推移し、秋にかけて徐々に増加した。一方、林床では樹冠が完全に閉鎖していない5月や10月に比べ閉鎖している6~9月の群落抵抗が高い値で推移した。これは上層樹冠の閉鎖による光条件の違いがが群落抵抗値に影響したものと考えられる。それぞれの群落抵抗値を比べた場合、開放地の方が小さく、生育環境の違いが蒸散特性に影響することが示された。 |
| カテゴリ | 管理技術 経営管理 光条件 |