| 課題名 |
スギノアカネトラカミキリの性フェロモンを利用した簡易型トラップの開発(581) |
| 課題番号 |
467 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
東北・昆虫研
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| 研究期間 |
完9~13(12) |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
合成性フェロモンによるスギノアカネトラカミキリの誘殺について調査した。その結果,合成性フェロモンは未交尾雌成虫を誘引することが示された。しかし,その誘殺数は極めて少なく,合成性フェロモンの誘引性自体が弱いか,トラップの設置位置に問題があると考えられた。一方,性フェロモンと誘引剤(アカネコ-ル)を組み合わせると,誘引剤単独に比べ,既交尾雌成虫の誘殺数は約2倍に増加した。しかし,誘殺雌成虫の平均成熟卵数は,未交尾雌成虫の1/5に過ぎなく,平均蔵卵数は約7/10であった。従って,性フェロモン設置区において誘殺された既交尾雌成虫の殆どは,誘引剤単独区と同様に既にある程度の産卵を終えた個体であり,産卵防止効果は期待できないと考えられた。粘着紙と防水紙箱を利用した簡易トラップを考案した。重量は172gで,従来のサンケイ型衝突式トラップ(約2kg)に比べ著しく計量化された。合成性フェロモンを誘引剤と組み合わせ,簡易トラップに設置することで,より簡便かつ効果的な成虫のモニタリングを行うことが可能である。残された課題として,合成性フェロモンを未交尾雌成虫の防除に利用するためには,野外におけるスギノアカネトラカミキリの配偶システムを調査しトラップの効果的な設置方法を明らかにする必要がある。
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| カテゴリ |
病害虫
経営管理
性フェロモン
防除
モニタリング
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