| 課題名 |
広葉樹二次林を構成する種の特性の解析(634) |
| 課題番号 |
511 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
関西・造林研
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| 研究期間 |
完9~11~(12) |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
固定調査区のうち天然林部分の0.5ヘクタールでは,1993年から99年の間に,幹数は1657本から1514本に減少した。一方,胸高断面積合計は,18.86平方メートルから20.47平方メートルに増加した。樹種構成に劇的な変化はなかったが,タカノツメの減少が比較的顕著であった。新規加入木には,アラカシ・サカキが多かった。枯死木には,胸高直径20センチメートル未満の小~中径木のものがおおかった。優占度の高いクロバイとアラカシの実生について,成立場所の環境要因と実生の密度とを比較した。その結果,アラカシの実生は急傾斜のところで密度が高く,クロバイは開空率の高いところで密度が高いという結果が得られた。両種について,実生の消長パターンを比較した。アラカシは新規加入が少ないかわりに死亡も少なく,比較的安定した実生バンクを形成しているものと考えられた。一方,クロバイは対照的に,新規加入が多いかわりに,死亡も多いという傾向が見られた。ただし地表撹乱があったところでのクロバイの死亡率は,撹乱がなかったところよりも低かった。アラカシとクロバイとで,上層木のサイズ分布を比較すると,アラカシの方が小径木が多い分布パターンを持っていた。これらのことを総合すると,アラカシの方がクロバイよりも遷移後期種的な性格をもつと考えられた。
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| カテゴリ |
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