| 課題名 |
渓流水中の微量流出元素と有機物との関係(640) |
| 課題番号 |
515 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
関西・土壌研
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| 研究期間 |
完10~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
渓流水中の微量金属元素の溶出と溶存有機物の関係を明らかにすることを目的に、近畿地域の森林流域で渓流水を採取してTOC測定装置により溶存有機炭素(DOC)を測定するとともに、ファーネス原子吸光法により鉄、アルミニウム濃度を定量した。渓流水中の鉄およびアルミニウム濃度は多くの渓流では25μg/L以下であり、溶存有機炭素(DOC)と鉄やアルミニウム濃度の関係は明瞭でなかった。しかし京都府山城町北谷流域の渓流ではDOC濃度(>1mg/L)が高く、鉄濃度(67μg/L)およびアルミニウム濃度(25μg/L)がともに高かった。また湿地や砂防ダム通過後の渓流中では鉄濃度(>25μg/L)が高かった。以上より、鉄およびアルミニウムの流出と溶存有機物との関係は全般的には明瞭でないが、渓流によっては鉄およびアルミニウムの流出に溶存有機物が関係している可能性もあるものと推察された。また湿地や砂防ダム通過後の鉄濃度の上昇については、室内実験より還元条件下で生成した1価鉄イオンが溶存有機物が共存しないと酸化して沈殿するが、溶存有機物が存在することで酸化してもキレート結合によって溶存を続けることが明らかになった。
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| カテゴリ |
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