課題名 | 被害発生過程におけるシカ等の生態・行動パターンの解明(729) |
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課題番号 | 590 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
九州・鳥獣研 |
研究期間 | 止10~13(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | ニホンジカによる農林業被害発生機構を明らかにするための基礎調査として食性分析を行い,被害情報データベースを作成して民有林・国有林における被害動向を明らかにした。胃内容物中には,13科20種の葉,3科4種の種子が出現した。常緑広葉樹葉が最も多くを占めた。総計で1573件の被害情報が収集された。被害が発生していたのは459カ所あり全体の47.7%を占め,調査地域内のシカ被害がきわめて深刻な状態にあることを示していた。激害地の選択係数は標高400m以上に分布が偏っており,高標高地域ではあらかじめ予防策を講じることや被害を受けにくい造林樹種への転換を図るなどの配慮が必要であることを示していた。 |
カテゴリ | 亜熱帯 害虫 管理技術 シカ データベース |