アカマツ林生態系における大気とのCO2・エネルギ交換量の解明

課題名 アカマツ林生態系における大気とのCO2・エネルギ交換量の解明
課題番号 56
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林環境・気象研
(特別研究員)
森林環境・林災研
(山梨県環境科学研)
研究期間 完12~14(12)
年度 2000
摘要 富士吉田アカマツ天然林の正味生態系CO2交換量(NEE)を観測によって明らかにした.NEEは群落上で観測されたCO2フラックス(FC),群落内のCO2貯留量の時間変化(FSTORAGE),鉛直マスフローによる寄与(FVMF),これらの和で表される.FVMF の計算に当たり w を別途評価する必要があるため,Lee(1998)に従って検討を行った.風速の水平成分と鉛直成分の関係を方位別(1に整理し統計的に解析した結果,風速に影響を及ぼす試験地周辺の地形は,ほぼ斜面に沿った平面で近似できることが分かった.2000年4月26日から3日間の FC,FSTORAGE,FVMF を30分ごとに求めた結果,FC は日中は負(CO2吸収),夜間は正(CO2放出)に計算されており,その大きさは他の要素に比べて概ね1オーダー大きく,FSTORAGE は日の出直後に負の値を示し,夕方から正に転じた.これは,夜間呼吸によって放出され群落内気層に貯留されたCO2が,光合成によって再び利用されることを示唆すると考えられる.夜間の FC と FSTORAGE には,相補的な関係が見られた.FVMF は風速や風向が大きく変化する時間帯に大きな値を示した.しかしFVMF はまれに日中の FC の数倍に当たる量が計算されており,このままの方法でルーティン的に NEE を算出するにはまだ問題があると考えられた.
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